こんにちは。ブログにきていただき、ありがとうございます。
毎年この時期、サピックス校舎にポスターが貼られる「算数オリンピック」。
小3の息子は、今年初めて「キッズBEE」に申し込みをしました。
「キッズBEE」について、対策や過去問題集など分かりやすくまとめましたので、ぜひ!ご一読ください。
【追記あり:トライアル大会終了後の追記がありますので、ご覧ください】
算数オリンピックとは?
算数オリンピックは、国境・言語・人種の壁を超えて、地球上すべての子供たちが、算数という万国共通の種目で思考力と独創性を競い合う大会です。 〜中略〜 算数オリンピックは、世界中の子供たちが競い、語り合うのが目的ですから、学習進度や受験の目安のテストではありません。
算数オリンピックHP引用
近年では、中国・イラン・インドネシア・シンガポール・タイ・フィリピン・ベトナムといったアジアの国々でも開催されている様です。
- 算数オリンピック(小学6年生以下対象)
- ジュニア算数オリンピック(小学5年生以下対象)
- 算数オリンピック キッズBEE大会(小学1~3年生対象)
参加に関しての注意
・小学5年生以下は「算数オリンピック大会」か「ジュニア算数オリンピック大会」のどちらか一つの大会に参加可能。
・小学6年生が参加できるのは「算数オリンピック大会」のみ。
2023年度のパンフレットはこちら。
小学生・中学生の才能発現の場となることを目的に開催される算数と数学のイベントです。
学習の進度や受験の目安をはかるためのテストではありません。
スポーツやゲームに参加する気持ちで挑戦してください。
算数オリンピックHP引用
キッズBEE 大会について
参加資格は小学1~3年生。未就学児童は参加できません。
2022年度決勝大会では50点までが金賞を受賞。
・ 100点 2名
・〜75点 4名
・〜60点 21名
・〜50点 18名
となっています。
2023年 キッズBEE について
大会要項
トライアル地方大会
日時:2023年6月11日(日) 14:00~15:30
結果は6月末に各自へメールで通知
会場:算数オリンピック委員会指定の全国の会場
(「会場」ページ参照)
ファイナル決勝大会
日時:2023年7月16日(日) 14:00~16:20
結果は7月末日までに各自へメールで通知
会場:東京・大阪・福岡予定
表彰式
日時:2023年8月20日(日) 13:00~16:30
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター
(東京代々木)
大会概要
低学年から算数の面白さを知ってもらうことを目標にして、小学1年生~3年生を対象にし2009年に創設されました。予選・決勝を通じて最高合計得点者には「長尾賞」を授与しています。(HP引用)
出題問題
・四則演算は履修済みを前提
・必ずしも文部科学省の指導要領に準拠するとは限らず
問題集
公式HPオンラインショップ
公式HPのオンラインショップには、3冊載っていました。
問題集購入を考えたのが、
①大会間近だったこと
②来年は「キッズBEE」ではなく「ジュニア算数オリンピック」に参加する予定
ということで、222ページの問題集購入を迷い、他の問題集がないか検索してみました。
キッズBEE模試
「キッズBEEトライアル大会の問題の模擬テスト」として作成された問題集です。
時間、問題数、問題内容、レベル、ともにキッズBEEを想定。同じような問題用紙、解答用紙を使い、トライアル当日に実力を発揮するための予行演習として活用できます。
著者は、算数パズル問題・算数のテスト問題製作のエキスパート「ロジコ問題製作部」です。
キッズチャレンジ親子で算数パズル
上記問題集の中に「決勝大会を目指すみなさんは本書や雑誌『キッズチャレンジ親子で算数パズル」に出ているような問題を特に重点的に取り組んでいただくことをおすすめします。」という記載がありました。
検索してみましたが、現在出版元から直接購入できないようです。
『小学生・幼児を対象として、パズルで遊ぶだけで脳が鍛えられ、学ぶことが好きになる雑誌』
本書のパズルで遊んでいると、知らず知らずのうちに考えることが楽しくなります。動物のキャラクターなどが登場し、謎解き・バトルなど子どもたちがわくわくするようなパズルが満載です。低学年、幼児のうちから学んだり考えたりする習慣は、なかなか身につくものではありませんが、本書を通じて、自然とそういった習慣を身につけることはお子さんの貴重な財産です。 出版社:ユーフォーブックス 発行間隔:季刊 監修:東大算数研究会、算数オリンピック委員会
おもしろそうです。どこかで見かけることがあったら手に取ってみます。
その他
検索すると、こちらの過去問題集が出てきました。
補足(覚え書き)
公式HPに記載のお知らせ一覧より、問題集についての項目です。
2022/9/20
「2022年度版算数オリンピック過去問題集」と「2022年度版キッズBEE過去問題集」は完売しました。
「2023年度版算数オリンピック過去問題集」(2013年~2022年の10年分収録 税込4,400円)と「2023年度版キッズBEE過去問題集」(2013年~2022年の10年分収録 税込3,850円)は12月1日に発売予定です。
→ 2023年12月頃に来年度版発売の可能性
2023/5/29
本年発売の「2023年度版算数オリンピック過去問題集」は完売し、現在増刷中でございます。
5/31(水)から再び販売いたしますので、ご注文はそれまでお待ちください。
→ 2022年度は大会10日前に一度売り切れ
2023/5/31
「2023年度版算数オリンピック過去問題集」は一時欠品しておりましたが、5/31(水)より販売を再開いたしました。
→ 売り切れの2日後に販売再開
模試に挑戦
「キッズBEE模試」を購入しました。
模試、解答用紙、答えと解説、という構成で、4大会分取り組めます。
60分で7問。文字も大きく、ひらがなが多めで、漢字にはふりがなが振ってあります。
第1回
問題
- もんだい1「1〜100の数字」
数字を書いて答えを導き出す問題 - もんだい2「つみ木をつなげる」
立体を作る問題 - もんだい「はじめに持っていたカード」
カードゲーム問題 - もんだい4「ホンモノのコインは?」
天秤問題 - もんだい5「一本道」
距離の問題 - もんだい6「6枚のカード」
数の大小推理問題 - もんだい7「紙を重ねると」
平面の辺の問題
答え合わせ
息子は、7問中6問、答えていました。
丸つけをして、間違えた問題を再度解き、確認。答えを導き出す道のりがわからない問題もいくつかあったので、解説を読みながら一緒に考えました。
立体を作る問題。平面で考えていました。求められている答えが何か、しっかり問題を読む大切さを話して、立体をイメージしながら解き直しました。
距離の問題。病院から薬局までの距離を求める必要があるのですが、イラストの中に病院が見つからなかったため、考えることをやめてしまったようです。①イラストはイメージのものもあるので、イラストの中に気になることがあっても気にしない。 ②自分で直線を引いて、そこにわかっている要素を書き込み、答えを見つける。答えは間違ってしまいましたが、問題に挑戦したことで2点がわかったことは大きかったです。
過去問
公式HPには、過去問もあります。
キッズBEEのトライアル問題1問とファイナル問題1問に挑戦できます。
決勝進出への「この1題」!
算数オリンピックトライアル大会 決勝進出への「この1題」!
決勝進出の道を分けた問題に挑戦できます。
作問者からのメッセージ
メッセージは、なんと!高校1年生から。興味深く読みました。
まとめ
いろいろと調べてわかったことも多く、問題集を購入したことでいつもと違うタイプの問題とルールに挑戦できました。
当日の緊張感と問題を見た時の気持ちを考えると、準備をすることで大会を楽しめるのではないかと思います。
来年度の大会へも参加予定なので、問題集を解く、というよりも問題集を見て考えてみる、という時間を作っていきたいです。
長くなってしまいました。少しでもご参考になれば嬉しいです。 読んでいただきありがとうございました!
追記① – トライアル大会終了
6月11日、トライアル大会が終了しました。
8問、60分。
息子は「難しかったけど、全部書けたよ。楽しかった!」と話していました。
持ち帰ってきた問題用紙を見ると、考える過程が残っています。がんばりました!
追記② – 解答速報
6月13日、解答速報が出ました。
・[答えの紙]に答え&配点が記載されたもの
・問題それぞれの解説
追記③ – トライアル通過者発表
6月20日、トライアル結果のメールが届きました。
得点の詳細URLをクリックすると、採点表が。記載内容は下記の通り。
問題名、得点/配点、正答率
合計得点/100点、大会平均点
その下のURLをクリックすると、決勝進出者の参加番号のページへ。
今年のファイナル進出点は、71点以上。480個の番号が記載されていました。
息子は残念ながら決勝進出できませんでしたが、挑戦して良かったこと・来年も参加したい気持ちを話してくれました。